摩擦接合について
摩擦接合の特徴
- 材料費の節約や工数の低減ができる
- 接合部全面が原子レベルで結合するため継手強度が高い
- 異材質接合が可能なので部分的な機能を残しながらコストダウンが実現
- 銅+アルミなどの溶接が難しい組み合わせも接合部から外れない強度で接合可能
- 溶接棒や溶剤などを要せず、CO2 排出量も低いため環境負荷が少ない
- 摩擦接合機による自動加工のため職人技術を必要とせず、繰り返し精度が高い
摩擦結合によって可能になること
φ150×350L材から
φ145×45L+φ75×300Lに
切削加工する場合…
摩擦接合の場合
φ150×50L材とφ80×300L材を
接合して切削加工
その分の材料費を
節約できます
節約できます
必要な部分だけを高級素材に、他は安価な素材を摩擦接合することでコストが削減できます。
最小限の材料で
コスト削減
コスト削減
市販のパイプの両端に摩擦接合でフタをすれば簡単に軽量化が可能です。
簡単に軽量化できます
強度試験
摩擦接合品は同材同士でも、異材接合であっても素材同等の引張強度を持ちます。
ねじり強度試験、曲げ試験でも接合部で外れることはありません。
引張り試験
SUS304とA1050の摩擦接合品
引張り試験機にて試験を実施。
接合部以外で破断。
ねじり強度試験
S35C + S35C 摩擦接合品
ねじり試験機にて試験を実施。
接合部以外で破断。
曲げ試験
SUS304 + A1070摩擦接合品
パイプ形状は短冊状にカットして内曲げ、外曲げで確認。
接合部から破断せず。